
「司法書士」を「司法試験」と勘違いする方は随分少なくなりました。
「司法書士」とは、法務局の登記所に不動産登記や商業登記の申請を代理人として行う国家資格者です。
業務としてはこれまで不動産登記を中心としてきたことから、不動産市況に左右される面がありました。
そこで、不動産登記を主とするものの、他の業務についても広く扱うようになってきています。
では、なぜ「司法書士」が人気があるのでしょうか?
1つは、難易度が高いこと。合格率は例年3%台と非常に狭き門です。単純には比較できませんが、司法試験も2%台ですので、いかに難しいかがわかります。
難しいということは、合格すれば競争相手も少ないということの裏返しなので、一定の収益を上げることができるのです。
2つめとして、司法制度改革の一環で、従来弁護士にしか認めていなかった、簡易裁判所での訴訟代理権が一定の要件の下、与えられています。
この訴訟代理権の付与は司法書士資格の付加価値をかなり上げたと思われます。
3つめは、高齢社会をにらんで任意後見制度をサポートする業務も行っています。
4つめは、経済社会全体が、契約社会に移行し、その中において、法的知識を備えた各種専門家を求めていることも大きいようです。
また、司法書士試験で学ぶ法律は、「憲法」「民法」「商法」「会社法」「不動産登記法」「商業登記法」「刑法」など。登記関連法を除けば、「司法試験」の科目とかなりの部分で重複します。
したがって、司法書士試験受験の過程で得た法律上の知識は、司法試験でも活用できますので、弁護士を目指して更なるチャレンジをする方も多いようです。
試験について教えてください。
【受験資格】年齢・性別・学歴・職歴を問わず誰でも受験できます。
【試験内容】筆記試験は一次試験・二次試験と分かれており、筆記試験合格者に口述試験を実施。
・多肢択一式(第一次試験及び第二次試験)及び記述式(第二次試験)
・一次試験及び二次試験の多肢択一式問題は、それぞれ35問で105点満点、記述式問題は2問で52点満点です。
【試験日】筆記試験:例年7月上旬の第1または第2日曜日 / 口述試験:10月中旬
【合格発表】例年11月上旬
司法書士の将来性は?
現在、司法書士の業務は不動産登記・商業登記などが中心ですが、経済の国際化によって海外現地法人の設立や外国企業との合併、海外不動産の売買などが増え、その活躍の場もグローバルに広がっていくといわれています。
また収入面でも、司法書士の平均年収は約1,300万円で、弁護士や税理士をも大きく上回っています。このような点を考え合わせると、司法書士は将来的にも有望な資格であるといえるでしょう。
年齢による有利・不利はありますか?
司法書士の合格者は、毎年、下は20歳から上は60歳までと幅広く、平均年齢は31〜32歳です。記憶力の点で若い方が有利かという質問をよく受けますが、年齢による差はないとお考えください。
司法書士は実務的な試験ですから、社会経験の豊かな方に向いているとも言えるのです。それぞれの年齢層にあった勉強方法がありますので、ご自分にマッチした勉強方法をとることによって合格は可能です。
初めて法律を学びますが、続けられるでしょうか?
試験科目の中で、大きなウエイトを占めるのが民法・商法・不動産登記法・商業登記法です。
このうち不動産登記法と商業登記法は、大学の法学部出身者でもあまり馴染みのない法律で、この点ではスタートラインは同じだといえます。むしろ初めての人の方が先入観にとらわれない分、無垢な状態で新鮮な知識を吸収していけるともいえるでしょう。
ですから法律を学ぶのは初めてという方でも、興味さえあれば大丈夫です。
地方でも、女性でも、開業できるでしょうか?
まったく心配いりません。司法書士は弁護士と異なり、大都市に集中しているということがありません。
むしろ地方には弁護士が少ないため、市民のための身近な法律家として、裁判所に提出する書類の作成や相談などを受ける機会が多いといえるでしょう。
また女性の司法書士も、年々確実に増加しています。丁寧な仕事ぶりが評価され、あえて女性の司法書士を選ぶといったケースも増えているようです。
働きながらの受験ですが、合格できますか?
ある程度の素養が必要な司法試験とは異なり、司法書士試験は日々の努力を続けることで必ず合格できます。
仕事をしながらの場合、重要なのはいかにして学習時間をつくるかですが、毎日の通勤や昼休みなどの時間を上手に利用して「合格」を果たした方はたくさんいます。
大切なのは、ヤル気。あとは大栄ならではのシステムを有効活用して密度の濃い学習をしていただければ、仕事と受験の両立も夢ではありません。
司法書士試験は、数ある国家試験の中でも難関な部類に属する試験で、その合格率は毎年3%ほど。やみ雲に勉強しても合格できません。それだけに効率のいい学習が必要です。
大栄の司法書士講座は、法律を初めて学ぶ方にも理解しやすいオリジナルテキストを使って、短期間での合格をめざします。将来の独立開業はもちろん、法律の知識を仕事上にも活かせるコースです。
また、大栄のオリジナルテキストは、膨大な試験科目範囲の中から、司法書士試験に合格する最少の知識で、最大の効果が出るように工夫されたものです。
条文に沿った表記もあり、また、場合によっては条文通りでは余りに理解できないものは、平易な文章に書き換えて理解が進むような工夫もしています。
過去の本試験の分析に基づいて、今後出題が予想されるところも含めて、効率よく進めます。試験に不要なところは省き、必要なところは徹底した解説を行います。初心者の方でも最後までしっかりと授業を受ければ、必ず合格圏内に入ることができます。
授業は当学院のオリジナルテキストに基づいて行います。過去の本試験の分析に基づいて作成されたもので、試験に必要なことはこれでほとんど網羅されているものとお考えください。
つまり、受講生の方は、全授業に出席し、このテキスト、六法、過去本試験問題だけを理解し、徹底暗記すればよいというわけです。
本科講座で学んだ内容の徹底暗記は、答案練習を通じて進めていくのが効率的です。
受講生の方は、この答練講座の日程に合わせて、総復習を進めればよいわけです。問題を解く過程において、理解の不十分なところが明確になってくるので、その部分を補強すれば試験に出題が予想されるところは、ほぼ完璧に仕上がることになるわけです。
合格するまで、どのくらいの期間がかかるものですか?
大栄では2年コースから1年6ヵ月コースまで多様なカリキュラムを設定しています。
司法書士講座は学習期間が長期にわたりますので、1日でも早いスタートをお勧めしています。
法律を学習したことがないのですが。
「本科講座」は初めて司法書士試験を受験する方を対象で行っています。講義では、基本的な法律上の仕組みの説明から始めますので、安心して受講することができます。
予習・復習はしなければならないのでしょうか?
司法書士試験の難易度を考えれば、予習と復習は必要です。ただし、初心者の方が予習をすることは非効率的になりがちです。
大栄としては復習に重点を置くように指導しています。講義を聴いたあとの復習の方が効率よく学習できるからです。
記憶力が衰えてきて、覚えることに自信がないのですが。
司法書士試験も受験勉強ですので、覚えることが多いのは事実です。
講義では、法律のひとつひとつの趣旨、目的を踏まえて理解を伴った説明をしていきます。記憶力の善し悪しよりも、反復回数の多少が合否を決めます。
まずは、司法書士として事務所を開く。この司法書士事務所開業が本来の資格の活かし方です。
しかし、「開業といっても自信はないし…」と思う方も多いでしょう。実際には、合格後、各地域の司法書士会において、開業までのサポートをかなり手厚く実施しています。
したがって、「開業」自体の不安感はかなり取り除かれています。