不動産登記法
不動産登記法は、覚えることが沢山で、大変な科目です。
申請書の様式が頭に入っていることのは勿論ですが、添付書類として必要とされる「理由」もしっかり考えてください。考えておけば、多少添付書類を忘れても、知らない書式が出題されても取り乱さないで済みます。
ただ、不動産登記法は、改正されたばかりですし、「先例」「通達」もしっかり読み込んでおかないと辛そうです。私は、試験直前の不動産登記法の勉強方法としては、ひたすら(仕事中にも・・・)先例集を読み込んでいました。先ほど言ったことと矛盾しかねませんが、知らないとできないことも多いですから。逆に言えば、先例などは、特殊なモノだけ抑えとけば十分です。(ここでいう「特殊なモノ」とは、先例を、基本から考えて読み込んでみて、自分的に結論に納得できないモノです。)
試験直前はマイナー科目(憲法、刑法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、供託法、司法書士法の7科目のことをさします。詳しくは、試験科目についてをご覧ください。)の復習でいっぱいいっぱいになりますから、不動産登記法に関しては、早めにある程度のレベルまで持っていくことをお勧めする科目です。
書式問題では、何件かの連件申請になるのですが、1件1件、この申請が実行されたら登記簿の記載はどうなるのかな?というのも常に考えた方がいいと思います。「流れ」を軽視すると、申請する登記自体や申請人を間違えかねません。登記申請の順番は、実体法の効力が生じた順番でなくてもいいんですよね。申請件数がもっとも少ないとか、免許税が安いとか、ある添付書類をつけなくてもいい方法とか。
不動産登記法は、慣れてくると面白い分野ではありますが、そこまでが辛い科目であると言えます。
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