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司法書士とは

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皆さんは、「司法書士」という職業資格をご存知ですか?
司法書士の主な仕事は、登記申請手続きの代行です。
司法書士法に基づき資格を付与され、現在は約17000人が司法書士として登録して、不動産登記・商業登記・供託に関する手続きの代理、裁判所・検察庁・法務局に提出する書類を作成、法務局の長に対する登記又は供託に関する審査請求の手続き代行、それらの問題に対する相談、簡易裁判所の訴訟の代理(訴額140万円以下)、などの仕事を行っています。
登記は、誰でもすることができるのですが、登記をするには申請書を書いたり、いろいろな書類を添付しなければならないので、専門的な知識が必要です。司法書士は、そうした登記の申請を一般の人からの依頼を受けて、本人に代わり申請手続きを行います。
また、現在の司法書士は、登記業務だけに留まりません。裁判官・検察官・弁護士の法曹に加えて、第四の法曹と呼ばれ、総合的な法律のアドバイザーとなりつつあります。裁判所に提出する書類の作成、例えば、自己破産手続きの申請代行、また認定された司法書士は簡易裁判所への訴訟代理も行うことができます。
このように、司法書士は市民の中に生きる身近な実務法律家としての役割があります。


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司法書士の業務

司法書士の業務は主に以下の6つです。
(1)不動産登記
不動産に関する権利は、当事者の間で契約を結んだだけでは、それを完全に取得したことにはなりません。取得した権利を登記することによって、自分がその権利を取得できて、世の中の誰に対しても主張することができるようになります。この重要な権利の保全に関わる申請を行ったり、不動産の売買の意思を確認したり、契約に立ち会ったりしながら大切な財産のトラブルを未然に防ぎ守っているのが、司法書士の業務の一つです。
(2)商業登記
会社は、その設立の登記をすることによって初めて会社として認められ、活動することが可能になります。また、会社は、商取引の安全を図るために、その商号、住所、役員等、一定の事項を登記しなければなりません。そして、これらの事項に変更が生じたときも、その登記をしなければなりません。このような商業登記の手続きを代理することも司法書士の業務の一つです。
(3)訴訟実務
訴状や答弁書、告訴状や告発状等、裁判所や検察庁に提出する書類を作成することも司法書士の業務の範囲です。複雑な事件は別として、単純に貸したお金を相手が返そうとしない、というような事件であれば、弁護士のような訴訟代理人を依頼しなくとも、本人自身が訴訟をすることは十分に可能です。このように本人訴訟をバックアップするために、訴訟に関する書類を作成することが司法書士の業務となります。また、2003年からは、本人に代わって簡易裁判所の法廷に出廷し弁論することもできるようになりました。
(4)供託実務
家主さんが家賃の値上げを要求して、従来の家賃を受け取ってくれないようなとき、借主は、家賃を供託することによって、とりあえずは家賃を免れることができます。このような供託に関する手続きを代理することも司法書士の業務とされています。
(5)成年後見
20歳以上の成年者で判断能力が不十分な者(高齢者・知的障害者・精神障害者等)の意思を補完するための後見人をつける制度が成年後見制度です。司法書士は自ら後見人となり、成年後見人の監督等を行います。
(6)法律相談
不動産売買や相続、会社設立、他「クレジット・サラ金問題」等、いろいろな法律相談を受け、損害、紛争の調整を計ることも司法書士の大切な業務の一つです。


シュンが司法書士を目指した動機

私がなぜ司法書士を目指したかというと、「職を手につけたかったから」です。そして、どうせ資格とるなら独立可能なものがいいな、とも思っていました。自分が法学部だったということもあり、弁護士か司法書士だろうと、司法試験の勉強をはじめたのですが・・・やっぱり毎日紛争に首を突っ込む仕事というのもつらいな、と司法書士に転向。合格して今に至ります。

一般の方たちには、司法書士は印象薄いみたいですね。同じ「書士」でも、漫画・ドラマの影響から行政書士のほうが有名なようです。

でも、司法書士は意外と?手広く活躍しています。登記は勿論の事、研修・試験を受けて法務大臣の認定をうければ簡易裁判所において訴訟活動も、ADR(裁判外紛争処理)もできます。成年後見や債務整理の分野で活躍している先生もいます。

先人の努力のおかげで、司法書士の社会的評価は近頃上がってきていますね。これから法曹人口が増えるのを脅威に思う面も正直あって、みなさん勉強に研修に、頑張っておられるようです。

私も最近は、来年(2006年)の会社法施行にそなえて勉強しています。

司法書士って?なんですかね?若い私が言うのも気が引けますが、この文章をご覧のあなたも、私達と共に「司法書士」という職業をこれからも社会から必要とされるものにして行きませんか?


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