民法
司法書士試験において、最も重要な科目です。出題数が21問と最も多く、勉強すべき範囲も膨大です。また、他の科目との関連性が強く、かつ、他の科目を勉強する上で基礎となる部分が多いのも特徴です。
「登記」はすでに形成された実体関係の形式を整えるに過ぎないので、まずは実体法である民法をを理解しないと話になりません。
ただ、司法書士試験における民法の学習においては、学説の対立に踏み込むのは不要です。学者になりたいわけではないし、司法書士試験において民法の試験は択一式試験だけだからです。試験レベルでは、どちらの説が正しいということは重要ではありません。学説の内容を理解して、他の説とどこが違うのか、実際の事例に当てはめると、結論はどう違うのかを理解すれば十分と言えます。
また、個人的には、予備校の司法書士のテキストはちょっとサッパリし過ぎだと思います。私は、重要な論点については、司法試験受験時代のテキストで復習していました(シュンは以前司法試験の勉強をしていました。(詳しくはシュンのプロフィールをご覧ください。))。司法書士用のテキストだけでは高得点は望めないと思います。
物権編が確かに一番重要ですが、どこを聞かれても問題ないレベルになっておけば、実務についてからも安心できます。
民法は得点源です。民法が苦手では、司法書士試験は絶対に受からないと思います。慣れてくれば、そのうち択一問題がクイズみたいに見えてくるはずですよ。頑張っていきましょう!
また、民法は、他の多くの国家試験でも、試験科目とされていることが多く、市民生活のルールを規定している法律です。
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